旭川ダーツ協会

旭川ダーツ協会会則 Ⅲ

by on 3月.10, 2023, under お知らせ, 旭川ダーツ協会会則

選手権大会、競技会

A.定義
選手権大会(以下 大会)とは、リーグ戦の定義に含まれない他の全ての試合のことである。

B.役員
1.大会ディレクターは本会の競技役員とし、コントロールデスク管理者、コーラー、マーカーを大会役員、大会協力者として任命することができる。コーラー、マーカーは選手として出場出来る。
a.大会ディレクターは、大会運営と抗議や口論などが起こったときの和解に責任を持つ。
b.コントロールデスク管理者は、試合のスケジュール、くじ引き、結果記録に責任を持つ。
c.コーラーは、試合中のスコアのアナウンスに責任を持つ。
d.マーカーは、スコアボード上の得点記録に責任を持つ。決勝戦以外は1人がコーラーとマーカーの両方を受け持つ。
e.スコアラーは、スコアシート上の得点や残りの点数、ダーツ数、勝者、トン数、180点取得者、ハイオフの記録に責任を持つ。
2.コントロールデスク管理者の指示のもとにコントロールデスクが設置され、試合のスケジュールや結果を表示する。終了した試合のスコアシートはコントロールデスクに提出される。
3.主催者は、必要とされるとき試合の時間や形式を変更する権利を持つ。

C.本会主催大会の形式
1.選手について:
a.公開(オープンシングルス、ダブルス等)
出場する資格を持ち、出場費用を支払ったすべての選手
b.制限(男・女シングルス、ミックスダブルス等)
出場できるか否かの資格についての制限は、本会によって定められる。
2.選手数について:出場できる選手数の制限が決められることがあり、早く受付した者が出場の権利を持つ場合もある。
3.試合形式について
a.通常の大会は、大会前に一回くじを引いて相手を決めたり、ブラケットシステムを用いたり、ノックアウト形式で行われたりする。
b.本会が承認する特別な大会では、勝者と敗者をブラケットとしたダブルイルミネーシ
ョン、または試合の度にくじで相手を決めるダブル、トリプルイルミネーションで
行われる。
c.本会主催の大会では、北海道ランキングによりシード権が与えられる。

D.選手と参加費用
1.本会主催の大会へ出場するには、期日内にエントリー(申し込み)をし、定められた参加費用を支払った者が大会に参加できる。
2.参加費用額は本会が定める。費用は不返還とする。
3.本会が定めた方法で参加意志を表示し、本会の大会ディレクターがそれを受け入れた選手のみが大会に出場できる。
4.選手がエントリー用紙への署名を完了した時点で選手は大会への競技規定を了承したものとする。
5.本会が主催する大会では、大会前、大会開催中を問わずどの段階でも参加拒否、参加者を失格、除外する権利を持つ。

E.登録
1.全ての選手はそれぞれの種目に意欲的に参加するものとする。それが出来ない選手はその種目から除外されることがある。
2.試合開始時に呼び出されてもその場に来ない選手は試合をする権利を失う。試合に呼ば
れてからコントロールデスクに報告する5分間のみ待機時間の猶予がある。

F.種目
大会では次にあげる種目が行われる。
1.シングルス戦(男子シングルス、女子シングルス)
2、ダブルス戦(ペアとなる選手の性別は問わない)

G.ゲーム、レッグ、セット
1.通常の大会トーナメントでは、シングルス戦とダブルス戦はオープンスタート、3レッグを行
い2レッグ先取した方を勝者とする。
○男子シングルス決勝戦のみ5レッグとし、先に3レッグを取得したものを勝者とする。但 し大会ディレクターが大会開始前に内容の変更を通告した場合はそれに従うものとする。
○数レッグ先取1セットとし、数セット先取する試合が行われることがある。ゲームのセット取得数、また1セットのレッグ取得数は全て奇数とする。それぞれのセットの勝者はそ
のセットでのレッグ過半数取得者で、ゲームの勝者はそのゲームでのセット過半数取得者である。セットでの全てのゲームはトーナメント競技規定に基づき、タイブレークレッグでミドル勝負が適用される。
2.一回戦で対戦相手が不在等の理由で、必要であれば試合順番を変更する事がある。
3.シングル戦やダブルス戦で代理人をたてることは許可されない。
4.その大会主催者の試合規則採用によってダブルスタートになる場合がある。
a.ダブルスタートゲームでは、選手はダブルバンドまたはダブルブルに矢を入れなければスタート出来ない。ダブルバンドに矢を入れた後の矢は全て得点となる。レッグまたはゲームを終わらすためには、残り点数をちょうど0点にしなければならない。
b.ゲームまたはレッグにおいて、最初に必要な点数をとってゼロにした方を勝ちとする。また、フィニッシュしたあとの得点は数えない。
c.選手が残りより多くの得点をした場合、残るダーツに関わらずバースト(過剰得点)となり、その時点で相手のスローイングとなる。バーストした場合、残り点は前回のままとなり、バースト前の点数からのスローイングとなる。
d.フィニッシュにおいてダーツ本体はコーラーがいる場合、コーラーがそれを読み上げるま
で、またコーラーがいない場合はスコアキーパーがそれを記録するまでボードにささっていなければならない。
5.スリー・イン・ナ・ベット、222、111、シャンハイのような変則的な終わり方は認めない。
6.試合またはゲームは適当な時間で終わるために、ダーツ数を制限する。
7..501ゲームまたはレッグは、リミットを45ダーツ(15投)とする。
8.勝敗がつかずお互いのダーツ数がリミットに達したときミドル勝負となる。先にリミットに達した選手またはチームが、センターに1本のダーツを投げる。(センターに近い方が勝ち)ダブルスゲームまたはチームゲームにおいては、試合に参加した自分のチームのどちらかの選手でもセンターに投げてよい。それ以外の順番は試合開始のルールを適用する。

H.トーナメント試合
1.試合が始まったら、選手、コーラー又はマーカー以外はその場所に入ってはいけない。
コーラーとマーカーのみが選手が投げている間にダーツボードとスローイングラインを行き来することができる。
2.相手の選手は、一方の選手が投げるとき十分に後ろに下がり、その選手の視界に入るなどの行為や邪魔をしないようにする。
3.スローイングライン上で選手はコーラー又はマーカーに得点数や残点数について、いつでも質問できる権利がある。
4.コーラー、マーカーは、選手に残りの点数は教えても良いが、アレンジなどは教えてはいけない。

I.失格
1.一度その種目で失格となった選手は、その後その種目に出場することはできない。

J.練習
1.それぞれの選手は試合前に決められた場所でダーツを6本投げることができる。
2.トーナメントが始まったら、決められた以外の場所での練習は許可されない。
3.全ての選手(失格者は除く)のために、練習用のダーツボードが設置されている。

K.レポート
1.選手名と指定の場所を記したスコアシートがコントロールデスクで作成される。出場する選
手が呼ばれた場合、その選手はスコアシートを受け取り、指定場所のスコアラーに手渡す。
2.ゲーム終了後、スコアシートが完全に記入されているのを確認して、その選手とスコアラーがサインする。
3.勝者である選手やチームがスコアシートをコントロールデスクに提出する。

L.品行
1.スケジュールされた試合を完全に終了できない選手は、表彰やランキングポイント取得の資格を失う。
2.大会ディレクターが、その選手に対してスポーツマンらしくない品行(故意に遅刻したり、相手の選手が投げるのを邪魔したり、嫌がらせをすること)であるとみなしたとき、その選手は大会途中でも大会参加権を失い、表彰や成績によって得られるランキングポイント取得の資格も失うことがある。

M.異議
1.得点についての異議は、その選手がダーツボードからダーツを抜く前にコーラー又はマーカーに申し立てる。残りの点数についての異議は、その選手が次に投げる前にコーラー又はマーカーに申し立てる。
2.コーラー又はマーカーの判断や選手の品行に対する異議は、速やかに大会ディレクターに申し立て、関係する選手や役員は問題が速やかに解決できるように歩み寄るものとする。

N.宣伝
1.本会は、大会にスポンサー(協賛者)があった場合、使用されるスポンサーの宣伝や行為に対して制限することができる。
2.大会参加選手や見物人が公序良俗に反する行為や服装を着用した場合、本会や大会ディレクターは会場から退場させることが出来る。

0.態度と服装
1.試合をしていない選手は、スポーツマンシップにのっとり不名誉となるような行動は避け、試合中の選手に対して失礼のないような振る舞いをする。
2.大会開催中は、何人も試合の行われている場所での食事、喫煙は許されない。
3.大会主催者は決勝戦に出場する選手に対してのみ試合中に飲み物を飲む許可を与える事ができる。
4.原則として大会に参加する選手はユニフォームを着用しなければならない。但し、大会ディレクターが認めた場合はその限りではない。
5.ユニフォームは、襟と袖のあるもので、清潔なものが望ましい。
6.主催者は、トーナメント用としてドレスコードを採用してもよい。
7.主催者は、このような規則に違反した者を追放する権利を持つ。
8.選手はスポーツとしてふさわしい服装をし、不名誉となるような衣服は慎む。

P.賞品
1.本会は、種目の成績順や得点の成績に対して選手にトロフィーや賞品が与えられることがある。
2.受賞のときその選手がその場にいないときは、大会主催者への許可なしに受賞の権利を放棄した事になる場合がある。

Q.ポイント
1.参加者が得られるポイントについて
※ダブルスポイント
ダブルスのポイント得点は出場した大会の該当する順位得点の1/2とする。
※ポイントを取得するための条件
正式にランキングポイントを取得するためには、最低取得ポイント順位までの参加者をもって行うこと。(例:選手権大会 32名以上、ベニュー大会 16名以上)
上記に達しない大会については北海道ダーツ協会にてポイントを決定する。
※大会ポイント
大会で選手が得点を得るためには最低でも1回戦で勝利した試合がなくてはならないが、参加者全員に1ポイントのボーナスポイントが与えられる。

R.シード権
各種トーナメントにおけるシングルスのシードは、前年度の北海道ダーツ協会ランキング
をもとに、大会出場者のランキング上位よりシード選手とする。
A.大会は開催される大会ディレクターのもとシードを決定し、シード以外の選手については抽選でトーナメント表を作成する。
B.ダブルス戦は、ペアとなる各選手の前年における個人ランキングの合計点により、数組をシードとする。

 

ランキングシステム
A.構成
1.本会会員は北海道ダーツ協会が管理するランキングに参加するものとする。ランキングのシステムについては、システムの変更・改正も含め北海道ダーツ協会に一任する。
2.ポイントについては北海道ダーツ協会が付与する。
3.競技会(大会)においては、その競技会の前日までに本会の会員でなければならない。
4.ポイントについては北海道ダーツ協会によって定められているポイントが適用される。

B.ランキングの期間
1.ランキングの公表
a. 1年間をランキング有効期間とし、毎年4月以降速やかに前年の結果が発表される。
b. シーズンの途中にランキング取得状況が北海道ダーツ協会より発表されることもある。
2.大会などで採用されるシード権は前年度のランキングに基づいて決められる。

C.ポイントの対象となる大会
・北海道ダーツ協会に登録されている協会(旭川、札幌、釧路、松前、とかち、苫小牧、函館 平成24年4月現在)が主催する選手権大会
・北海道ダーツ協会主催の北海道選手権、マスターズ大会、アザーズ大会
・各地区協会に登録されているベニューの大会(ベニュー大会)。ポイントを付与されるベニュー大会については各地区協会で3回まで開催が認められる。ただし、ランキングポイントが関係しない店舗独自の大会(俗にいうハウストーナメント)においてはその限りでは無い。

 

認定試合場(オフィシャルベニュー)規程
Ⅰ 認定試合場(オフィシャルベニュー)
A 定義
1 本会主催、公認の公式競技を行える会場で、本会より認定された会場を言う。

B 認定
1 認定試合場(以下 ベニュー)の認定は本会が無料でこれを行う。本会はリーグセクタリ  ーもしくは本会役員がリーグ戦を行うベニューとしての環境、設備が適切と認めた場合において本会が正式にベニューとして認定し登録するものとする。
2 認定を受ける前後にかかわらず、当該ベニューと別のベニューとの間で紛争やその他
諸問題があった場合、基本的にベニュー間によって速やかに解決すべきだが、内容に
よっては本会が第三者として仲裁に入る場合がある。その時はベニューの権利や利益
よりダーツプレイヤーの権利、意思を優先するものとする。
3 加盟したベニューは、本会により正式に認定試合場資格を有したことになり、又同時に
本規程に定める項目に同意したものとみなされる。

Ⅱ 報告及び協力

A 報告
1 認定されたベニューは、本会に届け出た会場名、住所、代表者名、電話番号等々の変
更があった場合、直ちに本会事務局に届け出する。
2 ベニューが退会する場合、その事実が判明した時点で速やかに本会に届け出るものと
し、リーグが終了するまで退会する事ができないものとする。

B 協力
1 ベニューは本会が主催するリーグ戦及び大会等に対して協力をする。
2 ベニューは本会が主催するリーグ戦へ出場する選手の養成に対して協力する。
3 ベニューはハードダーツボードの常設を基本とする。諸事情により常設できない場合、
速やかにダーツボードが設置できる環境でなければならない。

C ベニュー設備
ダーツの試合を行う競技場としての環境維持についてはベニューが責任を持つものとする。

Ⅲ 認定試合場の認定取消
本会は、次の理由があったベニューに対し認定を取り消すことが出来る。
1 ダーツボードの設置が困難になった場合
2 本会の信用、名誉を著しく傷つける行為があった場合
3 ベニューとして認定された時の条件と大きくかけ離れた環境になった場合
4 本会が決定する事項が守れなくなった場合
5 本会役員会においてベニューとして相応しくないと決定した場合

ゲスト制度(平成25年度新設)
① これは非会員が通常のリーグ戦にプレイヤーとして参加できる制度である。

② このゲスト制度の採用によりこれまでの「トライアル制度」は廃止となる。

③ ゲスト制度とは
A 会員登録していない選手がリーグ戦に参加できる制度である。従来のトライアル制度とは違
い、以前ゲストとして参加した選手が次の期にまたゲストとして参加することが可能である。

B ゲストとして登録可能な選手の条件は参加するシーズンのスタート時に会員登録されていない
ことである。ただし、ゲストとして参加していたプレイヤーがシーズン途中で会員登録に切り替
えることは認められる。但し正会員からゲストへの切替はできない。

C ゲストとして登録されたプレイヤーは1つのシーズンが終わるまでは他のチームでゲスト登録
することはできない。

D ゲストとして登録できるプレイヤーの数は1チーム、1期当たり3名までとする。Bで記述したシ
ーズン途中で会員への切替が行われた場合はゲスト枠が1つ空くことになる。なおゲスト会員
のみでの3人試合は認められない。

E 制限されたゲスト枠を超え、4人目のゲストが試合に出場した場合(ゲストオーバー)、その選
手が出場した試合はすべて負けの扱いになり、記録された成績、アワード等も抹消となる。な
お対戦した選手は成績等に影響を受けない。もし対戦した双方のチームにゲストオーバーが
あった場合、オーバーゲスト同士の試合は無効となる。この時の対戦順により4試合以上の勝
ちが獲得できなかった場合勝利ボーナスポイントは付かないものとする。

F ゲストプレイヤーの成績はシーズン終了後の成績表に従来のトライアル制度と同様に記載さ
れる。ただしアワード等の表彰はないものとする。

G ゲストとして参加するプレイヤーは本会に1試合につき【1000円】のゲストフィーを
支払うものとする。

H ゲストプレーヤーはレギュラーシーズンの試合のみに出場できる。プレイオフ、リーグチャンピ
オンシップ等には出場できない。シーズン途中での会員への切り替えが行われた場合、プレイ
オフ等への出場可能レッグ数は正会員になってからカウントするものとする。会則にもある同
チームに2期以上の在籍も会員になってからのカウントとする。

I  ゲストオーバーに対するチーム、個人へのペナルティはないものとする。オーバーゲストに該
当した選手が次のシーズンに再びゲスト、または会員として登録することに妨げはないものとする。

J ゲストプレイヤーは事前にゲスト用の登録用紙に必要事項を記入しなければならない。またゲ
ストとして試合に出場する際にはリザルト用紙の会員番号を記載する欄に「ゲスト」と必ず表記
すること。

K 試合にゲストが出場する際にはキャプテンが相手チームにゲストであることを紹介することが
望ましい。またゲストが出場するチームのキャプテンは開催ベニューにゲストの出場を伝えるこ
と。

L ゲスト登録のプレーヤーはキャプテン会議、総会等に代理としても出席することができない。ま
た、会長選挙等にも立候補することはできない。

 

平成25年4月 1日   公布
平成25年4月10日   施行

以上